従来の一体成形法との違い

 LWIMによって鋳造品の樹脂化を行った場合コストダウンと軽量化という2つのメリットを得ることができますが,もう一つ重要な価値が提供されます。それは部品そのものの排出炭酸ガス量の低減です。樹脂は石油化学製品であるが故に,一般的にはLCIによってカウントされる排出源単位は自己の重量を上回る,例えば1kgの熱可塑性樹脂の場合一般的には1.4kgCO2/kgの排出原単位となります。しかしながら鋳造品は金属であり,特に鉄や黄銅製品の場合は大幅な軽量化が達成されるために,多くの場合部品の排出原単位量の合計は黄銅製品:LWIM樹脂製品=1:約0.5と半分になります。軽量化により,まず材料分の排出原単位量が大きく減るに加え,輸送効率が大幅に向上するので輸送分の排出原単位量が低下する等,製造から廃棄に至るまでの全工程で削減効果が得られます。

LWIMではこれ以外にセメント会社独特の炭酸ガス削減材料の設計法や削減スキームを有しています。それらは次世代の炭酸ガス削減システムとも呼ばれるべきものであり,セメントの製造工程を活用した革新的提案になっています。詳しくはLWIM担当営業マンにお問い合わせ下さい。

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